10年代の覇者

アルファ・ブロガーはなぜ本を書くことになるのか?
http://satoshi.blogs.com/life/2008/02/post.html


本とWeb上の情報、それぞれいい点があるけど、
本が圧倒的に勝っているのが、「お金を出してもいいと思わせる価値」だと思う。


その辺 imode はうまくやった(月100円とか300円で見れるコンテンツ)。
iTune もCDを売るんじゃなくって、音楽データを売るという点で革命的だった。


90年代はOSを制したマイクロソフトが、
00年代は検索ビジネスを制した google がITの世界の覇者となったけど、
10年代はWeb上の情報にお金を出させるシステムを作った組織が、覇者になるのではないか。


多分人気のあるサイトを集めたデパートサイトみたいのに、
見放題で月3000円のような料金を払うことになると思う。
OS,検索の戦いの歴史を見ると、最終的にデパートは1つになる。
どんな戦いが繰り広げられるのか、ちょっと想像がつかない。



つかないなりに考えてみる。
本にお金を払うことが、本の質を高める事につながるのなら、
Web上の情報にお金を払って悪いわけがない。
ところが今のところ、ネットにお金を払うの?という考えの人は多い。
ネットからお金をもらうのはとんでもない!という考えの人はもっと多い。
結構変わった世界なのかもしれない。その方向での進化を望んでいる人達もいる。
けれど、きっとその組織の登場で空気と勢力図が一変する(ようでないとダメだと思う)。


最初は出版社方式よりギャンブル胴元方式がいいかもしれない。
はてなは月々の利用料があるけど、それを値上げして、
人気がある(アクセス数、トラックバック数、ブックマーク数)サイトに、
値上げ分を還元すればいいと思う。宝くじよりおもしろくない?