財務3表一体理解法
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
- 作者: 國貞克則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2007/05/30
- メディア: 新書
- 購入: 35人 クリック: 325回
- この商品を含むブログ (210件) を見る
新書なのに、ものすごい情報量で読みごたえがあった。
今まで読んだ会計系の本で、一番解りやすくて、一番ためになった。
(他に読んだ本→
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
世界一やさしい会計の本です
世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]
経済のニュースが面白いほどわかる本 日本経済編 )
読む順番とかジャンルの問題もありそうだけど・・・・
本の中で仮想の会社を作って、様々な取引を
貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書にどう反映していくのかを
取引ごとにリアルタイムで解説していくのが、すごく解りやすい。
簿記の教科書では、当たり前のように 現金/売上 と仕訳してしまうけど、
実は、現金は資産で、売上は収益なのだと、この本で知った。
(両方プラスで貸借がバランス?意味不明だけどそういうものなのか。と思ってた)
貸借対照表は期末に作るもの、ってなってるから・・・・
あと、当期純利益が、利益余剰金になるということ。
(これは 世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] で初めて知って感動したけど、
それがさらに解りやすく説明されていた。)
簿記の教科書では「当期純利益を、貸借対照表の欄にも書きましょう」と
計算テクニックとして説明されてた (簿記検定に面白いほど受かる本)
試験としてはそれでよくても、2つの表を結ぶキー中のキー項目なのだから、
ちゃんと説明してもいいと思うのだけど。
他の本がだめなんじゃなくて、この本が良かったのだと思う。
最後の発展編はかなり駆け足なので、その辺を詳しく解説した次の本が出たら是非読みたい。