「狂乱家族日記 壱」おもしろかった!神様だって愛が欲しいのだ

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)


超常現象対策課に所属する主人公が、街で偶然会ったネコ耳少女。
「その醜くも穢れきった指先で凶華様のたおやかな御腕を掴むという冒涜的行為を今すぐやめろこのユダ的背徳者」
なるべくなら関わりたくなかったけど、見てしまったものは仕方がないと保護する事に。
しかし、主人公の新たな最重要任務は、ネコ耳少女を含む6人と家族になることだった・・・・。


続々集まる家族達
「あなたは『お父さん』ですか?」
「そうです、息子です。」
「母だ!」


そんな家族は嫌だ(主人公の独白)




凶華の悪口がいい、芸術的だ。好き勝手にわがまま言っているのも心地よい。
一歩間違えたらイライラするキャラになりそうだけど。
「いいではないか、凰火、いちゃいちゃしよう。」
とか言いだした時にはどうしようかと思った。
エロくないのにかわいいぞww


物語の展開はかなり意外だった。けど、必要以上に甘くもなく、お涙頂戴でもない、すごいバランス。
第6回「えんため大賞」佳作?大賞間違いなしだと思う。どんだけレベル高い賞なんだ?
講評を見てみた。
http://www.enterbrain.co.jp/entertainment/


講評の趣旨:竜頭蛇尾である


まぁ、そうといえばそうなのかも。でも、物語のバランスなんて、大作家サマに食わせちまえww
終わり方も気持ちよかったし。


これって最初は気付かなかったけど・・・・な、遊び心も。
続きが見たくなる。また積みラノベが増えるぞ。