NHK スペシャル「インドの衝撃 第1回 わき上がる頭脳パワー」を見た。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/070128.html


やばい、インド人がんばってる。
国を挙げて、IT 技術者を育成している。
IIT(インド工科大学)は競争率60倍(世界一)の難関校。
実験と論理的思考を鍛えるための授業を行い、試験も考え方を重視する記述式。
さらに全寮制で生徒を勉強漬け(毎日大量の課題、部屋にはパソコンとベットだけ)。


卒業生は、世界の IT企業からひっぱりだこ。初任給1000万円の会社も。
それでも生徒の中には「自分の会社を作りたい」「インドの会社に就職したい」という考えを持つ人もいる。


インドの IT企業は、エアバス社の A380-800 の主翼の開発を担当
http://www.airbusjapan.com/media/a380_family.asp
この会社には IIT の卒業生も多数在籍。


一方インドの識字率は65%。地方は貧しい。
が、そんなところにも IIT の受験塾があり、だだっ広い市場みたいなところで、
1000人からの受験生が授業を受けている。


家族が一家総出で、1年半で1万いくらかの、塾の受講料をかせいでいる。
本人は「この村に学校を作りたい」と言っている。



感想


日本ではいつからか、「いい学校→いい会社が、必ずしも幸せではない」とされた。
インドは過去に日本が通ってきた道を、今歩んでいるだけかもしれない。
けれど、あの勉強量・意識で攻めてこられたら、日本の IT企業はボロ負けするのでは?


格差社会も嫌だけど、日本全部が負け組なんてシャレにならない。



いいニュースと悪いニュースがある。
悪いニュースは、この国がピンチに陥りつつあること。
いいニュースは、みんながそれに気付き始めたこと。
あれだ、「ちょっと金持ちになりすぎたから、他の国が追いつくまで待ってたんだよww」



続きます