いい天気の日には


注:これは5月21日の出来事です。


ゴハンを買いにパン屋に行こうとしたら、外があまりにいい天気なので(おれのアパート日当たり悪い・・・・)
そのままチャリで海に行く事にした。
ここに住み始めてから結構経つけど、店と駅と、その間のスーパーとか本屋ぐらいしか行かないので、この機会に。
実は海が近いのだ。このバイトを始めた時、駅に降りてすぐ感じたのが、海のにおいがする・・・・ということだ。
なんか、いつの間にか慣れた?風向きの関係?あまり気にしないようになってしまったけど、
暖かくなってきて、また時々感じるようになった。


海のにおいって、ただ単に水に塩を溶かしただけでなく、
いろんな生物の雑多なにおいが混じり合っているのだと思う。
暖かくなってくると、においが強くなるって、なんか人間みたいでいいな。生命力溢れてる感じ?


真っ直ぐ進んだら、あっさり海に着いた。
朝9時半だというのに、結構な人がいる(普段休みの日には昼まで寝ているので・・・・)
ここは葛西臨海公園らしい。へぇ、中学か高校の時に水族館にきた事あるよ。
あの時は見終わったらそそくさと帰ったけど、この近くに住むことになるとはねぇ・・・・。



しばらく海を見ていた。
ああ、もうマリンレジャーの季節なんだ。ジェットスキーに乗ってる人がたくさんいる。
クルーザーや帆走してるヨットもいる。どっちも面白そーだな。


今度は空。
羽田空港へ向かう飛行機の航路になっているらしく、
山手線もびっくりなくらいの間隔で、飛行機がやってくる。
なんというか、飛行機ってこんなに飛んでいるんだ・・という。原油とか大丈夫なんか?
あと、飛んでる飛行機をみると、なぜか自分が取り残されたような気分になる。


砂浜にも出れたので、ちょっとした海水浴気分。
けど、手で触った水は、まだちょっと冷たかったし、遊泳禁止だし(これだけ船の通行があったらしょうがないか)、
さすが東京湾、水は透明度1メートルも無いほど濁ってるし、見てるの専用。
・・・・梅雨が明けたら、伊豆に行きたい。


けど、どれだけ汚れてても泳げなくても、海は海だ。
そう思う人は多いらしくて、たくさんの人がいた。いいね、ここ。
海を隔てたすぐ向こうには、東京ディズニーリゾート群が見えて、
それは海に浮かんだ未来都市、人の技術力、創造/想像力の象徴のようで、かっこよかった。



葛西臨海公園って、昔来たイメージからしてもっとショボイと思ってたけど、なかなかやる。
湾岸道路から、この公園の駐車場までの2,300メートルの道に、車がぎっしり。
さらにその外側、環七と湾岸道路まで、ずーっと車が続いている。どんだけ待ってるんだよ?
首都高の湾岸線も、車が一時停止する程の渋滞っぷり(ディズニーリゾートに行く人もいるんだろうけど)。
近場だしねー、幸福な家族の休日ってやつ?


自然のにおいに心癒される一日だった。
(このへん一帯、大昔には、ただ延々と干潟が広がっていたのだろうけど・・・・)
こういう休日も、たまには。