「分裂勘違い君劇場」の中で、特に興味を引いたエントリーの感想


「無学歴、無職歴、無実力のニートが年収500万円の正社員になる方法」には感動しました。
ちょっと会社よりすぎる考えかなー?ニートを出家させるつもりかwwとも思いましたが、
「正社員になってはいけない。」とご自身で反対意見。さらに
「「努力すればスキルが向上して上に昇れる」というのは幻想」と、さらに上のレベルでのツッコミ。
言葉での戦いのお手本のような展開、見事です。
プロフィールにケンカ大好きとあるのは伊達ではないですね。



非モテに関する議論もおもしろかったです。
「価値観押しつけられ恐怖症(よ、よ、抑圧すんじゃねーよ、このやろううう(涙目)!!!)」
と、その後のコメントでのやりとり。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060120/1137749952
ぼーっと見ていると、互いにお互いを煙に巻こうとしているケムマキ気配がしてきましたが、
やはり、話題の持っていきかたとか、笑いのセンスとか、何より内容の正確さ
(感情的に、こっちが正しいように感じられる)全て、fromdusktildawnさんの勝ちです。



「プログラミングとは経営判断の集積である」
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060118/1137558108
そんな風に考えた事はなかったので、衝撃でした。
しかも、分業しなきゃやってられないという事実。
そして、その打開策。打開策の問題点。
絶望的状況下での希望。
この短い文章に、本1冊ぐらいのパワーを感じました。
ソフトウェア業界を凝縮した、小さな宇宙みたいです。



ホリエモン以上に詐欺的なベンチャーの内情」
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060123/1138000217
では、「株価の評価関数がおかしい」という見方にびっくりしました。
一番悪いのが「株という集金システム」でも「ホリエモン自身」でもないなんて、考えつきもしませんでした。
「もし、若き堀江さんが放り込まれた世界が、逆のパブロフ条件付けをする構造を持っていたら、どうだろう? 」
に全面同意します。社会がそうなって欲しいと思います。
評価関数を変えるのは、そのリターンを考えれば、それほど難しい事では無いようにも思います。
ホリエモンの事件とこの文章が、その力の一部になると思います。
・・ってメールか。メチャクチャ笑えましたwwww



「思考の枠を規定する「はてなブックマーク」」
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060212/1139701757
極めて解りやすい例えでした。
一撃必殺って感じです。



「肉便器のエロさの正体」
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060211/1139617956
性欲と支配欲の掛け算。けど、支配は劣ったものにしか効かなくて、自尊心が満たされない。
世の中の事をよく見てるなーと思いました。
そう言われてみると、恋愛ドラマなんかの登場人物には、悪い意味での平等が与えられている気がします。



非モテ」と「見境なくブログに攻撃コメントする人」の共通点
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060208/1139376735
「素通りからの脱出」とは鋭い視点ですね。
なるほどー。自分の感覚では、相手に悪い印象を与えるくらいなら、無視されていた方がよっぽどマシなような気がするのですが、
そうなっちゃうんですかね。
ああ、もしかしたら自分には自己顕示欲とか「みんなに愛されたい」的な心が、足りないのかもしれません。
それはそれで問題のような・・・・。



デザイン能力を身につける方法
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060222/1140570225
本好きな自分としては、身につまされる話でした。
「本好きの頭でっかち」とはどういうことか、こう言われると良く解ります。
本を選ぶのも自分だから、ついつい似たような本を探してしまい、
新しい回路の開拓を拒否している・・なんて事もあるかもしれません。



「書いた文章」が「書きたかった文章」でないからこそ面白いと思うんだけど
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060227/1141046195
本当にそのとおりですね。星間物質と衝撃波とはww
でも、スケールが大きくて、こういう例え話はとても心地よく感じます。



無気力なニートに「生きる力」や「人間力」を?
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060301/1141174422
同感です。
何千年も前から続いてきた「今の若者は・・」から、
就職している人を抜いたのが「ニート」と呼ばれているように感じます。テキトー過ぎるだろ、と。
あと、もし自分がひきこもりだったら、自分が「精神的治療を施されている」と感じたら、
ますます気が滅入ると思う。「病は気から」の典型なのでは?
やっぱり叩き出すのが一番だと思います。



これからも読まさせて頂きます。
反論すべきだと感じたら、そうさせて頂きます(多分、感心しているばかりですがww)ので、
その時は蹂躙してくださいね〜