「魔法少女まどか☆マギカ」を見た感想(概要)(ネタバレあり)
魔法少女まどか☆マギカ 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: Blu-ray
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物語としての側面
一言でいうとどんな作品だったのか
希望と絶望のコントラストを描いた作品。
どこがよかったのか
ストーリーが解りやすい。
いろんなフラグが明示されて、だいたいは予想通りになってくれるので見ていて楽しい。
たまに予想の斜め上をいくけどそこがまたいい。
回収されないフラグもなかった。
物語で最も大切なもの 情熱
物語には様々な要素がある。
その中で一番大事なのは、その物語に対する熱意だと思う。
どうしても伝えたい。伝えずにはいられない。
そんな魂の叫び的な情熱があれば、他がめちゃくちゃでもその物語には意味がある。
まどか☆マギカには熱意があった。
希望と絶望のコントラストを描くため、それだけに一点集中突破した物語だった。
物語の基本は、一点集中突破だと思う。
バトルも恋愛もギャグもなんて、できる人に任せておけばいい。
物語で情熱の次に大切なもの 離陸と着陸
物語において始まりと終わりは大切だ。
いかにスムーズに物語を軌道に乗せて、最後に着地させるか。
>始まり
始まった時点で世界観、主要キャラ、エンディングが見える、素晴らしい始まり方だった。
>終わり
10話の時点では、完全に無理ゲーというか詰んでいるように思えた。
ワルプルギスの夜を倒して、まどかが生き残ればよし。ほむほむは微妙・・ぐらいに思えた
しかし、完全に予想の斜め上をいった。
あれだけ絶望的な世界で、あっさり世界をひっくりかえした。
「絶望的な世界」を描ききった時点でこの物語の勝ちだ。
アニメーションとしての側面
このアニメは「魔法少女」ものだ。
アニメにおいて魔法少女ものは敷居が高いというか、アニメーターの到達点の1つのような気がする。
うまく描くためには様々な技術が必要で、簡単にはいい作品ができないから到達点。
「ロボット」ものも同じような感じだ。
魔法少女ものの「魔法少女リリカルなのは」、「ストライクウィッチーズ」
ロボットものの「コードギアス」、「エウレカセブン」
名作ぞろいなのは偶然ではない。アニメ好きが魔法少女もの、ロボットものを好きなのも。
ちょっと話はそれるけど、小説においてそれに該当するのはロードノベルだと思う(指輪物語、十二国記など)。
マンガだとファンタジーバトル(ONE PIECE、H × H など)、
ゲームだとRPG, 格ゲーだ(FF、DQ、鉄拳、バーチャなど)。
話を戻す。
まどか☆マギカは魔法少女という看板に恥じない作品だ。
どこがすごいのか
登場人物がかわいい
なんというか、今までのアニメの流れからはちょっと外れているような気もする。
が、それでもかわいい。
具体的に言うと、今まで(つり目)→まどか(たれ目)。
たれ目いいっす。待ってました!
動きがかっこいい
4話から9話まで、何か違和感があった。
何か足りないな〜という。
何が足りないと感じたのか、解ったのは10話だった。
ほむほむのピンチにまどかとマミさんが駆けつけた時だ。この音楽!動き!
で、1話から見直してみると、やっぱりマミさんの戦闘シーンがカッコ良すぎる。
デビルメイクライのダンテじゃないけど、スタイリッシュな戦闘ですよ。
ステップとか踏み出すところがすごいし、武器の出し方1つからも美学やこだわりが伝わってくる。
演出が力強い
エンディングテーマを3話で初めて流したこと。
10話でのエンディングテーマの使い方、オープニングテーマを流すタイミングなど
演出にメリハリがあり、自信と力強さを感じる