余談


今まで自分が読んだ中で、一番近い空気を持っているのが、白川道「流星たちの宴」
これも借りを返しにいく話だけど。
やっぱり負けっぱなしは気に入らないし、それに立ち向かっていく話はいい。
首都高グルグルするところも似ているww



ワイルドソウルの作者の繊細さとパワーのレベル、バランスを持っている小説家は、
自分が知っている中では小野不由美しかいない。


本のカバーのイラストに騙されてはいけない。
十二国記シリーズは20世紀ファンタジー小説
最高傑作だと言っても過言ではないと思う。


・・・・一見よくある異世界ものなんだけど、実は国を作ろうとする物語だと思う。
最初は巻き込まれた主人公が・・・・って、そこは読んでみてください。
知り合いだったら、本買ってプレゼントするぞ。
で、最高なのが、そんな努力して造った理想の国を、
徐々に否定、崩壊させていく物語の流れ。


滅びるもの、崩壊するもの、朽ちるもの・・・・そういうものの悲しさ、美しさを
存分に味あわさせてくれます。
とりあえず、李斎たんが好きです。
なんで続きが出ないんだ?



滅びるといえば・・・・


CLAMP の、東京BABYLON はいい話だと思う。
東京BABYLON には「東京は滅びる事を楽しんでいる都市ですから」みたいなセリフがあって、
妙に心に響いた記憶がある。
あと、「自分達は特別と信じている」ちょっと痛い女の子たちとの戦いを描いた話があって、
それがすごく良かった。