「日本より、いい国に、しよう。」


さて、これは何のキャッチコピーでしょうか?


答えは・・・・


スクウェア・エニックスのオンラインゲーム、「FF11 拡張データディスク アトルガンの秘宝」です。
4月20日の読売新聞に見開きで、
20階建てのビルから撮ったような街の写真 + キャッチコピー。


右下に小さい文字で
「もう、50万人が住んでいます。
出会ったり、別れたり。励ましあったり、傷つけあったり。
愛しあったり、すれ違ったり。
人と人とがつながることで生まれるものの
すべてがここにある。
国籍も、人種も、性別も、年齢も、飛び越えて。
いま、オンラインの中の、もうひとつの世界へ。」




キャッチコピーの意味が良く解らないのですけど・・・・。
オンラインの中の国が良くなったとして、それはまぎれもない日本の一部だろう。
というか、
>国籍も、人種も、性別も、年齢も、飛び越えて。
国にこだわる必要もないだろう。
「日本より、いい世界に、しよう。」
だったら、ああ・・・・とは思うけど、それだけだったと思う。


自分はオンラインゲームというのは、この世界の多様性が産んだ、この世界の多様性の一部だと思っている。
ゆえに、世界の一翼を担っている。世界を支える柱の1つだ。(世界は国と読み替えてもOK)


しかし、「日本より、いい国に」?
・・・・この国は、どうしようもなくて、希望も無くて楽しくないから、
オンラインの世界によりよい国をつくろう・・・・という風にしか聞こえない。


おいおい・・そんな避難所みたいのを作って・・・・じゃない、作ってもらって。
そこにひっそりと棲んでいるならともかく、ほんとの国より良くする?
あ、あまり私を絶望させないほうがいい・・・・_| ̄|○


ゲームは文学・美術・音楽・映画・数学・情報工学・電子工学の柱の上に立った、新たな柱だと思うからこそ、
その柱が世界をもっともっと拡張しそうだからこそ、ゲームが好きなのだ。
世界を構成しない、独立した柱なんて、ただの材木か石材だ。




批判するなら、代案を出せ?・・・・おっけー♪

「この国が 産んだ世界を 旅しよう。」

まず韓国産、アメリカ産オンラインゲームへの対抗心を表明。
次に国の枠を超えた人間関係をアピール + ゲームの中はファンタジー世界なんだよという事を真ん中に据えて。
あとはまぁ、日本人は旅行好きだし。