ライブドアと株式会社の事に関して、勘違いがあったので修正。


http://d.hatena.ne.jp/seika_m/20060121 の勘違い。



1・ライブドアの技術は確かにすごかったし
http://d.hatena.ne.jp/naoya/20060127/1138329840
堀江氏は、すごい社長だったという事。
http://d.hatena.ne.jp/tailliar/20060127

やっぱり実体は、卓越した技術力を持つIT系企業だった。



2・現在でも株式会社の王道は、自社の価値を高めて、株価を上げることらしい。

 Life is beautiful 2006.01.25 のエントリー
まともな会社の株は、大銀行や証券会社が持っていたり、株式持合いで守られていて、
市場に出回っているのはその残り物か、値動きの激しい株ばかり・・・・
(そこに風穴を開けたのがライブドアだ、とも思っていた。)
と思っていたけど、違ったみたいだ。ちょっと安心した。




自分は思いつきや思い込みで文章を書くので、よく勘違いすると思う。
でもまぁ、それでもいいかなーって。
完全に確定した事だけを書いていても楽しくない。
事実を眺めて、あれこれ適当に言うのは楽しいし、それなりに意味があると思う。
http://d.hatena.ne.jp/seika_m/20060108
(人間には思考を分散処理する能力があるのでは?というSFじみたエントリー)
間違えていたら修正すればいいし。




で、1と2を合わせて考えると、なんで堀江氏が、あんな事をしたか疑問に思えてくる。
地道に技術と実績を重ねていけば、ライブドアは着実に成長していっただろうに。


・・・・もしかしたら、壁を越えられないと判断したのかもしれない。
世の中には様々な分野があって、1人の人間はいくつかの分野の能力を持っている。
それはすごい能力だったり、へろへろな能力だったり。
けれど、どんな質の能力を持っていても、いつか必ず壁にぶち当たる。


すごい能力を持った人から見れば何てこと無い壁でも、へろへろ能力所持者から見れば超えがたい壁で。
けれど、すごい能力所持者にも壁がある。
それらの壁を越えることが、人生の目的のひとつなのでは?と考えている。


そして、すごい能力所持者が壁を越えられないと判断すると、
その反動で、周囲にものすごい厄災を撒き散らす・・・・事もある。
(へろへろ能力所持者には、そこまでの影響力が無い)


まともに成長させるよりも、M&Aのほうが手っ取り早いと判断してしまう。
・・けれど、そういう近道(らしき)を進むのは、もっとも危険な行為で。
たとえ成功したとしても、もう王道は歩めない・・・・。


多分能力が上がれば上がるほど、たくさんの近道が見えてくるのだと思う。
(ある意味、見えないのは、能力が少ない証なのかも)
けれど、近道が見えることと、近道を進むとこととでは全く意味が違う。
誠実に一個一個積み重ねていくことが大切だ、と。
・・・・地味でつまらない結末だけど、それが多分、派手な成功の鍵だというのは、
(少なくともとも堀江氏にとっては)皮肉なことだし、世の中のおもしろさだと思う。