スターオーシャン4はPS3独占キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

え、4出るの?3の終わり方で?
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51050157.html (【2chニュー速クオリティ)



2がおもしろかったので、3のがっかり感はハンパじゃなかった。
以下、昔書いた妄想エンド







スターオーシャン2はすごくいいゲームだったと思う。システム、ストーリー、音楽全てが完璧だった。
3はグラフィックは良くなったものの、一部が劣化していた。
システムでは、一番大事な戦闘でストレスが溜まった。後半から敵の強さのバランスが崩れた。アイテムクリエーションが使いにくくなったなど。
けど一番まずいのはストーリー。



まずひっかったのが序盤から中盤にかけてのエリクール2号星でのエピソード。


ネルに牢から出されて、さてこれからどうするんだろうって思ったら、選択肢無しで大量虐殺兵器の作製協力。
フツーの人間だったら、ネルの隙見て逃げるなり、協力するふりで何もしないとかするのでは?
主人公だったら、口八丁手八丁で戦争を回避するとかして欲しい。





終盤も問題だ。
実はゲームでした?アレを見ると、(今までの展開からして期待はしてなかったけど)やっぱりその程度のオチかぁと思う。
ラストでいくら「心は僕たちのものだ」とか言っても、あの話の流れでは、心もプログラムだとしか思えない。
マトリクスにしろ他のそれ系の話にしろ、そこらへんには気を使っているのに・・・・
「主人公もプレイヤーも心は作り物ですよ」って感じさせられて気分が悪い。

・・多分、全体的に見直したほうがいいと思うけど、こんな感じだったら、まだ納得できたという事で。




ラスボス戦。
「バグどもが!製作者の偉大さを知れ!」
エターナルスフィアでは無敵の強さを誇るルシファー(パラメーターとか自由に操れるだろうし)
「それはどうかな?プログラマーを殺すには毒薬も包丁もいらない・・・・ただ、バグがあればいい。」
デスティネイション発動。


(本編ではフェイトの能力が発動したのは1回だけ・・・・ラスボス戦でくらい、いいとこ見せろよな。空気読め!)
ルシファーのいんちき部分が吹き飛ぶ。(ドラクエ3の光の玉のイメージで)


「くそ、くそっ、それでもお前たちより強いぞ。」



ーー第1戦ーー




勝利する。
「なんだ、思ったより弱いな。」
「やりこみが足らないんじゃないか?」
ルシファー
「ば、バカな・・・・こうなったら。」
一見普通の人間の姿で登場するルシファー。
「これでどうだ?最強のクラウストロ人、ロータスだ。お前らなんぞ一撃で」
「何?どういう事?」
「他人のキャラを勝手に使ってるのよ。」
「まじかよ、俺あいつのファンだったのに。」
「私にまかせて。」
マリアの能力、オルティネイション発動。
ルシファーの姿が、ゲームの中のザコ中のザコ(誰だっけ?)の姿に成り果てる。


「えーと、どうしようか?」
「弱いものイジメは趣味じゃ・・」
「えーい、やってられるかぁ!」
ルシファー、たまらずにエターナルスフィアから脱出。
「まずいわね・・・・この世界を消去するつもりかも。」
とブレア。全員でFD世界へ。



社長室
座り心地の良さそうな椅子に座って、一同を迎えるルシファー。
「スフィア社にようこそ、プログラム諸君。招いた覚えは無いがね。」
むっとする一同
「なんだ?やけに余裕だな。」
「もう引退しろ、この無能が。あとはこいつがやるってよ。」
「ここじゃお前はただの人間だぜ。」
飲んでいたコーヒーをゆっくり置きながら
「そう・・そして君たちはただの殺人犯だ。」
ルシファーがつぶやいた。


「私を殺すか?殺してどうする?お前たちは逮捕され、一生牢の中だ。殺した理由は?
私がゲームのデータを消去しようとしたからか?最高に素敵な動機だな。」


「お前にとってはデータの消去でも、僕達にとっては大量虐殺なんだよ。」
「理由なんて知るか、むかつくからぶっ飛ばす、それだけだ。」
「あんた、いい死に方しないよ。どういう事かはすぐわかる。」
「私は・・多分、ここでこうするために生まれたんだ。」
「見る人がいなかったらサーカスなんかやる意味ないでしょ。」
クソ虫が!死ね。」
「みんなを死なせない。もう誰も死なせない。」
「ここで黙って見てるのは男じゃないぜ。」


「なるほど・・・・お前らプログラムなどには解るまい。製作者の苦悩が。
失敗作を賞賛される痛みを。恥の上塗りをさせられる屈辱を!
やはりこんなものは、もっと早く、丸ごと消し去るべきだったのだ!」
「やめて、兄さん!そんな事をしたら」
押さえかかるブレアを跳ね除けるルシファー。
ルシファーを取り囲む一同。
「1人に大勢で悪ぃが・・・・。」
「そうか、お前らか。・・・・順序を間違えていたよ。より重大なバグの消去が先だ。」
床が音を立ててめくりあがり、社長のイスを操縦席とした巨大なロボットが現れた。
(マトリクスレボリューションのマシンのイメージで)
「人間相手に機械で悪いが・・・・。」
「おいおい、おれたちはプログラムだぜ?ワクチンソフトでも持って来いよな。」
「・・・・デリートする。」



ーーーー第2戦ーーーー



勝利する。
「ぐふぅ・・・・一体何なんだ、これは・・・・。」
「祈りな、この世界に神様がいるかどうかは知らねぇけどな。」
「・・・・もういいか、俺の残りの人生は、あのクソソフトの保守とバージョンアップで終わるんだ・・・・あれのために生きるなんて・・・・そのために死んだほうがいくらかはマシだな、殺せ。」
「はぁ?」
「今すぐ殺せ。・・・・安心しろ。俺以外の全社員があのソフトのファンだ。」



選択肢
1:「殺す」
2:「殺さない」



2:「殺さない」
「・・・・んな事言われて、はいそうですかって殺してやるほどお人よしじゃねーんだがな。」
「くっくっくっ・・・・お前たちは本当にくそったれだな。」
勢いよく扉が開き、武装した兵達がなだれ込んでくる。
「なに、こいつら・・・・。」
身構えるフェイト達を無視して、全員がルシファーに銃口を向ける。
「ルシファー、重要文化財保護法違反の罪で貴様を拘束する。」
「何?どういう事だ?」
「こういう事だ。・・・・国民も政府のお偉方も、クソゲーの大ファンなんだよ。お前らがやらないのなら、こいつらがやってくれる。」
ルシファーが立ち上がり、懐から拳銃を・・・・
「撃てーーーー!」
「やめてーーーー」
ブレアが飛び出し、無数の銃弾をその身に受けた。
驚愕する一同と兵士達。
「な、なぜ・・ブレア・・ブレアーー!!!」
「い・・・きて・・兄さん・・・・・・」
「お前ら・・・・。」
ルシファーが、兵士達を視線で射抜く。
「ひ・・・ひるむな、う」
「おい!やるぞ!」



ーー兵士達と戦闘ーー



終了
全員を縛り上げるフェイト達。
「お前ら・・・・なぜ・・・・理解できん・・・・」
「んな事言ったって・・・・なぁ。」
「お前達は暇さえあれば戦い、理由を見つけては殺しあう・・・・そういう存在だったはずだ。なのに・・・・」
「知るかよ。俺達はやりたいようにやっただけだ・・・・あんたがそう作ったんだろ。じゃなきゃバグなんじゃねーの?」


ソフィアがブレアの体を抱え上げ、首を振る。
「ブレアさん・・・ううっ・・・・もう誰も死なせないって言ったのに・・・・」
「ブレアは・・・・俺を・・止めようと・・殺そうとして」
「・・・・でも助けた。」
ルシファーは視線をゆっくりとブレアに向けた。ゆっくりと手を伸ばし、その頬にふれ・・・・体を抱えて、静かに涙を流した。




やがてルシファーは立ち上がった。
「どうやら・・・・私が間違えていたようだ・・・・ブレアが守ろうと・・・・命をかけて守ったものが何なのか。」
一同を見渡す。
「お前達、元の世界に帰るがいい。私の命が続く限り、あの世界を守ると約束しよう。」
「・・・・ありがとう。」
「すまないね・・・・。」
「あの・・・・。」
フェイトが言った。
「ああ・・・・バックアップをロードする。世界はエクスキューショナー存在以前のものに」
「えっと、そうじゃなくて・・・・できるならば、僕とソフィアがハイダに着いた時まで戻して欲しいんだ。・・・・僕のせいで、たくさんの人が死んだから。」
ルシファーが端末を操る。
「・・・・・解った。・・・・だがお前達以外の全てが巻き戻るぞ。」
「それはいいけど・・・・あ。」
フェイトが絶句する。
「かまわないよ、戦争は私達が止める。」
「何なら全員ぶっ殺してもいい。それだけの話だ。」
ネルとアルベルが言う。
「・・・・お前達は本当に・・・・バカだな。」


ルシファーが端末を操る。
部屋にエターナルスフィアへの回廊が現れる。
「こんなインチキまがいは今回だけだ。それがブレアの遺志でもある。・・・・命を懸けてこの世界の秩序を守る。」
「・・・・わかった。」
「じゃあな。」




全員がそろってハイダ4号星に
「ここは・・・・。」
「お、本当に戻ってくるとはな。」
「さて、と。しばらくしたらバンデーン艦が来るはずだ。僕はおとなしくつかまるよ。」
「・・・・戦艦丸ごと蒸発させるのがおとなしく?
それより私の力で、戦艦を鉄の箱にして、どっかの無人惑星に捨ててくるのはどう?」
「どっちにしろ船を調達しないとな。」
宇宙港のエントランスからレンタルシップのカウンターに駆け戻る一同・・・・と


「あれ?フェイト、何やってるんだ?その人たちは?」
フェイトの父親がけげんな顔をして、一同を呼び止める。
「と、父さん!・・・・今、それどころじゃないんだ。バンデーンが攻めてくるんだよ!」
ますます、けげんな顔をするロキシ。
「フェイト、お前・・・・どうしたんだ、一体。」
「信じられないかもしれないけど、そうなんだ。とにかく後で。」
「おちつけ・・・・バンデーン?ああ、あのことかな?」
ロキシが携帯端末を操作して、画像を表示させる。
1時間前のニュース映像だ。


「・・・・本日、バンデーンが銀河連邦に対し、次世代の航宙技術である平面宇宙航法における技術供与・共同研究の申し出を行ったとのことです。これに先駆け、両勢力の間に友好条約が締結されることになり、関係各所はその対応に・・・・」



「確かに、何らかの思惑あっての事だろうし、そのうち攻めてくることもありえるな。
だが今すぐにという事はないだろうし・・・・少なくともここじゃないのは確実だな。」
「どういう事だ?」
「ルシファーが何かしたんだろ。・・・・余計なマネを。」
「フェイト・・大丈夫か?」
「・・・・ちょっとゲームをやりすぎたのかな。」


ロキシに全員を紹介するフェイト。マリアとロキシが再会を喜ぶシーンもあり・・・・。
「んじゃ俺はこいつら送ってくるわ。」
クリフがネルとアルベル、ロジャーを指して言う。
「あんたには世話になったよ。」
「じゃあな、なかなか楽しかったぜ。」
「また遊ぼうな。」



おいおい、皆さっき知り合ったばかりだろ。もうお別れか?」
ロキシが呼び止める。
立ち止まる3人。
「確かにな・・・・ディプロだったら3日もあれば戻れるしな。」
「そうだよ、ちょっとぐらい休んだって誰も文句言わないよ。」
「そうだね・・・・ここは一体どういう所なんだい?」
「惑星一個が丸ごと観光地。ここでやれない遊びはないってうたい文句。」
「お前らの考える事はよく解らん・・・・。」
「おーなんかおもしろそうじゃん。」
「決定ーー。」



「そうだ、クリフ。バンガード3号星に・・」
「そうだな、連邦警察に通報しとくか。指名手配犯がいるってな。」
公衆電話に走っていくクリフ。
「さて、と。これで全部片付いたのかしら?」
とマリア。
「うん、多分・・・・。」
元気なさげなフェイト。
「じゃ移動しようか?とりあえずどこに行く?」



選択肢:
1:海で泳ぐ
2:ショッピングモールで買い物
3:ゲームセンターでヴァーチャルゲーム

(3は全員に却下される方向で。)



昼間はそこで遊び、夜にはスフレのサーカスを見る。



画面が切り替わって、アールディオン帝国の首脳陣が集まった会議室。
議題は「地球連邦とバンデーンの同盟締結に関する対応策」



再びハイダ4号星。
深夜の砂浜で個別エンド。


例:ソフィア


じっと暗い海を見つめているフェイト。
「こんな所にいたんだ・・探しちゃったよ。」
「・・・・ごめん。」
「・・・・いろいろあったもんね。うーんと・・・・あったはず?・・あるはずだったのかな。」
「うん・・・・そうだね。」
「フェイト・・・・私、フェイトが何を気にしているか、何となくわかるよ。私も・・・・多分、他の皆も同じ事を気にしてると思う。だからあんなに騒いでたんだと思う。」



ソフィアの回想:
夕食中に、1人席を立つフェイト。フェイトが部屋を出ると一瞬静まり返る一同(ロキシ達は騒ぎ続けていたが・・・・)。
「さすがのルシファーも、このバグはどうしようもなかったみてーだな。」
「つかバグなの?」
「考えすぎなんだよ。神が俺達を作ろうと、奴がプログラムしようと、どっちにしろ大差ないだろ。」
「ほっとこうぜ、男なら乗り越えなきゃならない壁だ。」
「フェイトは真面目だから・・・・。」
「あいつは考えるべきところで考えないで、悩むべきでないところで悩む奴だね。」
「気持ちは解るけどね。」



「そうなのかもな。・・・・ソフィア?」
「え・・うん。」
沈黙が流れる。静かに波の打ち寄せる音がする。
「・・・・確かに、私達の心はルシファーさん達が作ったんだと思う。・・・・けど、たくさんの思いがあって、そのどれを選択するかは私達自身が決められると思うの。」
「・・・・。」
「それこそバグなんだろうけど・・よっ!」
ソフィアが砂浜に寝転がる。少し考えてフェイトもそれにならった。


夜空に広がる満天の星。いくつもの光がまたたいている。
「たくさんの星に、たくさんの人が住んでて・・・・でも、フェイトに出会った。」
「ソフィア・・・・。」
どちらからともなく、お互いの手に触れ合う。
「私、フェイトといるとすごく楽しい。フェイトの事考えてると幸せな気持ちになる。」
「・・・・。」
「この思いが作り物でも、そう感じるのはフェイトだけ。この広い宇宙でフェイトだけ・・・・。」


また沈黙が続いて、フェイトが体を起こした。
「ありがとう、ソフィア・・・・みんなの所に戻ろう。」
「うん・・そうだね。」
立ち上がろうとするソフィアの手を取り、そのまま抱きかかえて口づけした。
やがて、ゆっくりと離れる。それを惜しむかのように。
「・・・・お約束すぎだよ、フェイト・・・・。」
恥じらいを秘めた声でつぶやく。
「・・・・こういうのなら悪くないな、全然。」
「・・・・行こっか。」
「だな。」



それぞれのその後を描いたエンディングに。