プログラマの数学を読んだ


http://www.hyuki.com/math/ (公式紹介サイト)
プログラマの数学

すごく面白かった。今まで読んだ数学の本の中で一番いいかも。なんといっても解りやすい。


まず、0乗が1になる理由から説明し始める。「そういうものだ」って教わったから、この説明は衝撃だった。
恋人さがしクイズ。一見ランダムに見えても、同じパターンの繰り返しというのは意外だった。何か怖い気もする。
一筆書きの問題・・・・こんなに奥が深かったんだ・・・・これがグラフ理論なんだ。
数学的帰納法・・・・スタートラインに立つ事、そしてはじめの一歩。それで全てがうまくいく、と。
再帰・・・・アルゴリズムの教科書を見たときに、再帰のところがイマイチ理解できなかった。


ハノイの塔?こんなパズルを解くためのアルゴリズムなんて、一体何の役に立つんだ?使わねーよww」
はい、大間違いでした。


フィボナッチ数列って、フラクタル図形って、そういう事だったんだ。
聞いたことはあるけど、なにやら難しくて手が出せないものとしてビビっていたけど・・・・。
一見無関係な、組み合わせの理論と関係があるのも面白いと思う。


背理法・・・・この考え方スキ。一度敵にまわって、内部をグチャグチャにしてから味方に戻って「排除完了」みたいな。
対角線論法って、美しい考えだと思う。
停止判定問題・・チューリングキター(゚∀゚)!!
・・正直これは良く解らなかった。なんとなく意味は伝わってくるけど・・・・。


最後のまとめも、ゲームのエンディングにそれまでの名場面、名曲のメドレーが流れているのを見ているみたいで、気持ちよかった。
(関係ないけど、ロマサガ3のエンディング曲、ちょー好き。ゲームやってないけど、それでもイイ!)


読み終わって大満足。ところどころに、その理論を発見した有名な数学者の名前が出てくるのも良かった。
有名というか・・・・その内容を知ると、もう数学史のヒーローって感じがしてくる。こいつらすげぇ。